釣りの日はいつも雨

コピーライターによる人間観察日記

性別を意識する人



西武・そごうの広告が話題になっている。
私個人として、この広告に良い悪いの意見は特にないのだが、あらためて「女とは一体何なのか」と考えるきっかけになった。

こんな言い方は変だが、私は「女」という意識がとても薄い。平たくいうと「女子力が低い」ということなのかもしれないが、それ以上に「女として堂々と生きる」ことに興味がない。というほうがしっくりくる。つまり、自分が「女」であることに誇りもないし、特別なデメリットを感じたこともない。

今日日、「女性だからこうあるべき」というのはタブーだ。そんなこと言おうもんなら社会からボコボコにされる。

「女の子なんだからスカート履いたほうがいいよ」
「もっと化粧したほうがいいよ」
「若いうちに男の子といっぱいデートしときなよ」
「結婚はおばさんになってからだと難しいよ」
「ていうか27歳でその生活は女として終わってるね」
「女としての経験が浅いんだね」

など。以上は私が言われたことのあるセリフである。男性からも、女性からも。
男性が「女性ならこうしたほうがいいよ」と言うと、社会は分かりやすく叩いてくれる。だけど、私は知っている。実際、上記のようなことを言う女性も一定数いるのだ。そして、女性が女性にかのようなことを言うと、不思議と男性よりは許されてしまうのだ。「経験豊富な女性が経験の乏しい女性にアドバイスしてあげてる」と。

男性が女性に言うとハラスメントなのに、女性が女性に言うとただのマウンティングになるのはどうしてなのだろう。同性だと許されるのだろうか。

愛知から東京に引っ越してきて、男性からのハラスメントに遭遇することは減った。
けれでも、女性から「女性はかくあるべき」ということを言われる機会が増えた。

これ、一体なんなんでしょうか。